2022/02/08 13:32

こんにちは。

今日は曇天の中かBlogを書き始めます。

今回は、豆量の考え方です。
初心者でもわかるように記載していきますので、「へぇ~」と気軽に読んでもらえると嬉しいです。

まず、結論から言うと

単純に豆量が多いとコーヒー成分が多くなっておいしくなりそうですが…そうでもないです
いつもより1gでも多く入れるだけで、味わいは大きく変わってしまうのがコーヒー。
はい、コーヒー沼へようこそ。笑

まずは、豆量を多くした場合のメリットは、ざっくりですがこんな感じ。

メリット
・濃度(ボディ)UP
・香り(フレーバー)UP

そして、豆量を多くしすぎてしまったことで、味わいのバランスが崩れてしまった場合のデメリットは、こんな感じ。

デメリット
・全体的に酸が強く感じ、エッジの効いた味わいになる
・味わいが詰まったような感じになる
・舌ざわり(質感)が悪くなる

イメージしやすいと思いますが、理科の実験でビーカーに水と塩を入れた時、塩を多く入れてしまったら塩分濃度が上がり、「しょっぱっ」ってなりますよ。きっと、、、なります。ならない人は、、、いないはず。料理で例えるならば、パスタの麺を茹でる場合、おそらく1リットルに対して約1%入れて茹でますが、間違って3%なんて入れたら、海水(塩分濃度約3.4%)並みになり高血圧・脳卒中まっしぐらなパスタの出来上がりです。

コーヒーは、お湯に溶け出す成分に限界があります。およそ30%。また一般的な抽出方法であれば、そこから60~80%程度しか溶け出さないため、湯量が同じであれば、使用する豆量が多ければ多いほど、抽出効率は下がってしまいます。そのため、簡単に説明するとデメリットのような傾向のコーヒーが出来上がってしまうわけです。

自分は、フレーバーが弱いな~、濃度を出した方が全体の印象が底上げされておいしくなりそうだな~等々思った時だけ、豆量を増やしています。また、浅煎りよりは深煎りの方が少し豆量を多くしていたりもしています。すでに、高名な先輩方がすでにBlog等で記載しているかと思いますが、私なりにおいおいBlogでお伝えできればと… 

当然ですが、飲まれる方の好みでいくらでも正解があります。
しかし、濃度が高ければ高いほど、繊細な味わいや後味の余韻・舌に残る感覚をキャッチしづらくなるのは間違いありません。薄いのを推奨するわけではありませんが、スペシャルティコーヒーの素晴らしさを存分に味わってもらうためには、コーヒーのイメージである苦みやコクだけではなく、フレーバー・甘みと酸質のバランス・クリーンな味わいの特徴も一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。

これからもスペシャルティコーヒーの素晴らしさを皆様と一緒に共有していけるよう、自分なりに伝えていければと思っております。
Blogを通して、少しでも皆様の幸せなスペシャリティコーヒーライフが鮮やかになれば幸いです!