2022/02/09 17:56

こんばんは。

コーヒーの木を外に出しっぱなしにしていたのに気づいて様子を見てみると
数日の寒気にやられて葉が全滅しそうになっていたのを発見。とても凹んでおります…。
コーヒーの神様ごめんなさい…


気をとりなおしまして、今回は、お湯のかけ方(注湯)についてです。

考え方は、下記の通り
①ポットとドリッパーの高さを一定
②お湯の太さを一定
注湯ポイントを毎回一定 ※意図があっての一点注湯は、除外
抽出一投ごとの湯量・注湯スピード(流速)を一定  →慣れてきたらやってみて!!

さっそく、解説。
①ポットとドリッパーの高さを一定
 高さが低い: ドリッパー内の粉に当たる衝撃が弱く、粉上部・下部の撹拌が少ないため、抽出効率が低くなる
 高さが高い: ドリッパー内の粉に当たる衝撃が強く、粉上部・下部の撹拌が大きいため、抽出効率が高くなる

まずは、高さによってコーヒー成分を抽出しやすさの傾向が変わることをを覚えてください。
実際、どちらが良いというわけではないですが、高さを一定にしないと味わいのコントロールがしづらいことを覚えておきましょう。

②お湯の太さを一定
 細すぎる:透過スピードが遅くなり、注湯時間が長くなる。
 太すぎる:透過スピードが速くなり、注湯時間が早くなる。 

どちらとも粉全体に湯が均一に当たりづらくなり、「抽出のムラ」が出てしまいます。お湯が粉を通り、サーバーへコーヒーの液体が
スムーズに流れることが、おいしいコーヒーを淹れる秘訣です。
そのためは、意図して湯の太さをコントロールすることは、とても大事です。
ポットを回しながら高さを一定に注湯できるだけでも、かなり安定した味わいに近づきますので、トライしてみてください!

③注湯ポイントを毎回一定 ※意図があっての一点注湯は、除外
端的に言うと、毎回お湯をかけるポイントを「どこから始めて、どこで注湯を止めるか」が、とても大事ということです。
専門店・SNS等の動画では、中心から「円を描くように」「500円玉」を描くように注湯するアドバイスがあります。
また、尊敬する堀〇珈琲グループのコーヒー専門店では、粉中心にちょっとずつお湯をかけて全体にお湯を浸透させてから、円を描くように抽出する方法もあります。どれが良い悪いではなく、毎回同じように抽出できるスキルが、正義であり正解だと自分は思います。

④抽出一投ごとの湯量・注湯スピード(流速)を一定
正直、初心者の方には難しい。慣れるまでは参考程度で読んでください。
1投抽出~5投抽出(その先もあるかもしれませんが…)どんな抽出レシピでも構いませんが、毎回「〇投目は〇〇ml注湯する」と決めて抽出するだけでかなり上達します。老舗のプロは、スケールで量らなくとも〇〇mlだと分かるといいますが、私は、湯量を量らないとわかりませんので、スケールを使用しております。また、決めた注湯量を〇秒で注湯するかも決めると格段に上達しますので、余裕が出てきたらトライしてみてください。

人間意外と意識してても、ブレは多いものです。機械に頼って分かるものは、ぜひ活用していきましょう!

とはいえ、毎回同じように注湯することは、実は慣れるのに難しい。。。
Blogを見てくださっている方が、早くおいしいコーヒーを楽しんで頂くため、
慣れやすいおススメの方法を4つ紹介いたします。

①ポットは小さくて、軽いもの
②湯が出る先端(口径)が細いもの
③1杯よりも2杯分で抽出
④毎回ポット内の湯量を一定にして、使用量よりも多めに準備しておく。

まずは、ポットにお湯が入ると重くなりますので、持ちやすく動かしてもブレが少ないものをお選びください。
また、口径が細ければ注湯時に傾きを間違えても、湯が出る幅がもともと狭ければ、注湯ミスが減らすことができます。
そして、2杯分の方が焦らず注湯することができ、味わいのブレも減らすことができます。
最後に、ポット内に湯量が少ない状態から始めてしまうと、後半の注湯時にポットの傾け方を変えないといけなくなります。
注湯コントロールのブレのモトです! あとは、意識しながら実践あるのみ。

これが、皆様の素敵なコーヒーライフに繋がりますように!!