2022/02/26 08:28
おはようございます
最近、春の陽気に近づいてきた感じがしますね。
ウクライナの方、どうか幸せな生活が早く取り戻せることを願ってます。
今回は、膨らめば最高!!っと判断?
いい豆だと思われる、蒸らしのお話。
皆さん、膨らむと焙煎したてで鮮度がよく、お湯をかけたときの香りは、とても幸せな気持ちになると思います。
もちろん、焙煎してから数ヶ月経ったものに関しては、豆内部のガスが放出されてしまうことで膨らまないのは事実であり、焙煎したてであれば膨らむのも事実です。
そんなところにも落とし穴があるのをご存知でしょうか。焙煎したてのお豆って本当に焙煎過程で多くの成分が熱分解され、いろいろな成分、ガスが生成されます。焙煎のことは、いつか別の機会に書くとして、、焙煎した当日のお豆は、本当においしいのかと言われると、、おいしくないわけではないが抽出しづらく、本来の味わいを楽しみづらいのは確かです。
また、焙煎度合い(浅煎りや深煎り)によっては、焙煎日から経時変化の進み方が違うことで、本来のおいしさを楽しめるピークが変わってきます。また、季節(気温や湿度)によっても変わってきてしまいます。
そのため、「膨らむ=最高においしい」ではない
では、蒸らしの大切さがなぜ良く言われるかと言いますと。下記の通り。
粉内部のガスを抜くため!!
おいしい成分を均一に抽出しやすくするため
です。
コーヒー成分を抽出しやすくするためには、このガスが弊害になってしまうのです。
弊害があるとどうなるか。
それは、使用する粉から均一に抽出を行わないと味わいにバラツキが出てしまうから。
細かいことを説明しますと、丁寧にお豆を挽いても粉の大きさがすべて同じわけではありません(粒度分布)。そのため、同量のお湯を全体にかけたとしても、浸透する度合いが粉一粒一粒ごとにバラバラとなります。そのため、抽出過程で、粒度が小さい粉はドリッパー下部へ、大きい粉は上部へ分離してしまい、更に抽出のバラツキでる原因にもなるからです。一投目の蒸らしの時点でしっかりお湯を浸透させてあげるには、ブログで記載している他記事の通り、注湯の仕方、注湯量だったりします。後、蒸らし時間大切ですね!!
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今日もおいしいコーヒーを飲んで
幸せな一日を!!